献体とは?

“献体とは、医学および歯学の発展のため、また、力量の高い医師・歯科医師を社会へ送りだすために、死後に自分の肉体(遺体)を解剖学の実習用教材となる事を約し、遺族が故人の意思に沿って医学部・歯学部の解剖学教室などに提供することである。

現在、医学部医学科および歯学部歯学科のカリキュラムには、遺体解剖実習が必ず組み込まれている。文部科学省の指針としては、医学部生2人に対して1体、歯学部生4人に対して1体というものがある。また、最近では看護師、理学療法士、歯科衛生士などのコ・メディカルや社会福祉士、介護福祉士などの福祉職を目指す学生を解剖実習(見学実習)に参加させる大学や専門学校が増えている。中には作業療法士や臨床検査技師の養成課程で、見学ではなく実際に解剖の実習を行う大学も一部にある(北海道大学医学部保健学科など)。”
~Wikipediaより~

人体解剖は医学のはじめ


副理事長
杉浦 康夫

解剖には献体をもとに行う正常解剖、病気による死亡原因を探る病理解剖、犯罪や原因不明の死の原因を探る法医解剖があります。不老会が献体するのは正常解剖であり、これは医学部学生の最初の医学専門教育であります。
内容は解剖学の講義と実習により行われます。学生は人間の身体の構造と名前を覚え、各種の臓器の形、位置、関連を三次元的に理解します。当然のこと、人の身体には一人一人共通の点と異なる点があります。その内容をきちんと理解することが解剖学教育の目的です。ここで得た知識をもとに各種の診断機器で得られた画像情報に応用して、患者さんの診察、診断をすることになります。同時に、この実習を通してご遺体に対する敬意と尊厳を学び、患者さんに接する基本的態度をも勉強する。
二番目には大学を卒業して大学院生や研究者となった時、新たな診断機器が開発され、解剖学的検証のための解剖を行なうことがある。これは新たに開発された機器で映し出され、画像として見えるものが、人体のなんであるのか、どの臓器あるいは組織であるのかを確認する専門的解剖です。
第三には病気が例えば癌の転移などがどのように進行してゆくのか、リンパ管や腹膜などの周辺器官の解剖を行い、癌の転移や進行の道筋を探る手掛かりを見つけるための詳細な解剖を行う。これはかなりの専門的知識が必要です。外科手術の術式を作るために必要となります。
科学技術が驚くほど進んだ現在でも、人体を直接見て、解剖し実感するに勝る解剖学教育手法は未だ見当たりません。

献眼と愛知県アイバンク

(1)角膜を目の不自由な方に

不老会入会と同時に全員が献眼(角膜を目の不自由な方に提供)するのが原則です。成願時に献眼するのは一眼のみです。一眼は学生の解剖実習のために残されます。年齢に関係なく100歳になっても献眼できます。

(2)一刻も早く

死亡後早ければ早いほど新鮮な角膜が提供できます。登録大学には少しでも早く「角膜を提供します」と連絡して下さい。原則として死後6時間以内でないと提供できません。
登録大学からは愛知県アイバンクに連絡され、夜間でも待機中の医師が角膜の摘出に参ります。
病院でも自宅でもご指定の場所に参ります。摘出した後に(通常は)通夜や告別式を行い、その後にご遺体は登録大学に運ばれることになります。摘出は20分ほど、終了後は義眼が入るので外見は摘出前と変わりません。

(3)多くの角膜移植希望者が待っている

現在、県下では約104人の方が角膜の提供を待っています。愛知県アイバンクへのこれまでの献眼数は5,165眼、このうち不老会員の献眼数は2,997眼約58%を不老会会員が支えています。(平成24年3月1日現在)
入会者は改めてアイバンクに登録する必要はありません。また、既にアイバンクに登録している方はアイバンクから脱会手続きをする必要はありません。

献体は出来ないが、献眼(角膜の提供)のみを希望する方は、下記へご連絡して下さい。
公益財団法人愛知県アイバンク協会「愛知県アイバンク」
〒460-0008 名古屋市中区栄4丁目15番23号
電話 052 (263) 0832

「酬いを求めず、ただ次の世代のために献体、献眼する」―同じ志を持つ「同志」を心からお待ちしています。

当会の活動にご賛同いただき、今後の発展的活動をご支援いただけますよう、お願いいたします。

ページの先頭へ戻る